橋本紡 ★★★☆

橋本紡『流れ星が消えないうちに』を読んだ。 恋愛模様だけでなく、家族の物語をもう少し描いてほしかった。 僕の左手は、今も加地の右手を掴んでいる。 加地の左手は、奈緒子の右手を掴んでいる。 そうして僕と奈緒子は繋がってきた。加地という男をあいだ…

道尾秀介 ★★★

道尾秀介『向日葵の咲かない夏』を読んだ。 登場人物のほぼ全員が、ある種の狂気を孕み、後味悪さ抜群。 ホラーとしては最高だが、第6回本格ミステリ大賞の候補作になるほど、ミステリとして優れているとは思わない。 (反転→)探偵が、ある事件の犯人(←反転)…

ヨーロッパ企画 ★★★☆

ヨーロッパ企画「Windows5000」を観た@新宿THEATER/TOPS。 毎度のことながら、舞台セットの凝り方が凄い。 数々の小ネタにクスクス、締めではニヤリ。 前作「囲むフォーメーションZ」と違い、手法の面白さが、舞台の面白さに繋がっていた。 でもそういうオ…

森博嗣 ★★★

森博嗣『MORI LOG ACADEMY〈1〉 (ダ・ヴィンチ ブックス)』を読んだ。 身の回りの出来事は「HR」に、それ以外は「国語」、「算数」、「理科」、「社会」、「図工」に章分けされた、親切編集。 彼のひねくれた(でも言われてみれば、確かにそうかもと思わされ…

山本幸久 ★★★★

山本幸久『はなうた日和』を読んだ。 あっこの人は、あの話に出てきたあの人かな、という具合に、登場人物が微妙にリンクしている連作集。日常のちょっとした出来事を、ここまで面白く読ませる筆力は、凄いと思う。

OZZFEST 2006

SYSTEM OF A DOWNやBLEEDING THROUGHは、OZZFESTかぁ。これで、サマーソニック出演の可能性が消えた。

倉知淳 ★★★★★

倉知淳『ほうかご探偵隊 (ミステリーランド)』を読んだ。 あまりの出来の良さに、ビックリした。

三崎亜記 ★★★★

三崎亜記『バスジャック』を読んだ。 よくもまぁ、こんな変な状況を色々思いつくな。「二階扉をつけてください」と「動物園」がお気に入り。

ANARION ★★

METAL CHURCHを髣髴とさせる曲調。ドラムがなぁ...。2曲目で退散。

kannivalism ☆

観客にオ○ンコと言わせ喜ぶ阿呆達。ドラムは安定してると思ったら、サポートメンバーかよ。

INTO THE MOAT ★★

この手の曲調(カオティック・ハードコア?)はあまり好みでない。演奏は並の上。

HATESPHERE ★★★☆

悪くはないが、3日前に観たEXODUSと比較すると、圧倒的に何かが足りない。

PULLING TEETH ★★★

いつも通り、可もなく不可もなく。ドラムの叩きっぷりが気持ちいい。

UNITED ★★★

現編成は、稲津・内野時代には劣るが、湯浅・中村時代より良い。選曲に驚きが欲しい。

SUNS OWL ★★★

ドラムに、以前ほどの迫力がないし、相変わらず、ギターの音作りに問題がある。そろそろ、"Death Mosh Highway"に代わる代表曲が欲しい。

MASNADA ★★☆

今更なラップメタル。

MOWER ★

今更なラウドロック。

ムック ★★★

演奏技術の高さが、曲の良さに結びついていなくて歯痒い。昨年ほどは、観客も盛り上がっていなかった。

DEADLOCK ★

轟音すぎ。2曲目で退散。

YOUTHQUAKE ★☆

轟音すぎ。観客少なすぎ。

THE RASMUS ★★★★☆

「INTO」以前の曲は、もう演らないのかね。

Independence-D 2006 DAY#3@新木場スタジオコースト。今年は、昨年以上にバンギャ率高し。 屋台を充実させた結果、テントステージ廃止。あの雰囲気、凄く良かったのに。

三崎亜記 ★★☆

三崎亜記『となり町戦争』を読んだ。 隣り町との戦争は役所の公共事業、という設定が秀逸。所々に挿入される書類が良い。第4章で、無理矢理山場をつくらなくてもいいのに。

EXODUS ★★★★☆

演奏は安定、音は物凄く太く、でも歌は演奏に埋もれず、かつギターソロはクリアに聴こえ、選曲と格好以外は、文句のつけようがない。

NILE ★★★☆

全員とにかく巧い。特にドラマーは神憑かってた。曲はあまり面白くない。

THE HAUNTED ★★★

PA卓付近より、ステージ近くの方が、音の状態が良かった。演奏技術は、3バンド中最も劣るが、曲が良い。Hate song!

Extreme the DOJO Vol.15@渋谷O-EAST。トリだと思ってたEXODUSが、前座の次とは。頭を振りすぎて、終演後しばらく気持ち悪かった。

葉山透 ★★★

葉山透『ニライカナイをさがして (富士見ミステリー文庫)』を読んだ。 FI*1の存在が浮いていて、タクローの正体は、早い段階で察しがつく。ミステリ要素は排除して、素直に電撃文庫から出せばよかったのに。 リカの出した、2通の手紙の文面は、とても良い。 …

田代裕彦 ★★★

田代裕彦『シナオシ (富士見ミステリー文庫)』を読んだ。 「名前を逆から読んで、あだ名にする」のは、いくらなんでも苦しいと思ったが、なかなか意欲的なことをやっている。でも、文章があまり巧くないので、何が起こったのかわかり難い。

池上永一 ★★★

池上永一『シャングリ・ラ』を読んだ。 豊崎由美や大森望、北上次郎が激賞する作品は、だいたい外れがないんだけど、これはイマイチだったなぁ。アトラス建設理由は予想通りだったし、死んだと思わせて実は...、という展開が多すぎる。 対メデューサ戦は、読…