『TRAVELING NOTES』 葉加瀬太郎

12月4日のコンサートネタバレ日記中でも、このアルバムのことを少し触れています)

ルネサンス”や”アクアダンス”といったK&Kのオリジナル楽曲群は、私にとってクラシックカバー曲より遥かに魅力的でした。しかし、全曲オリジナルのアルバムは遂に発売されることなく、K&Kは1996年に解散してしまいました。
これまでのアコースティック路線ではなく、ロック路線のソロ最新作は、遂に全曲オリジナル! それだけでも嬉しいのに、ホント捨て曲なしの名盤に仕上がっております。1曲1曲の質が非常に高いし、アルバム全体の構成も見事。
驚いたのは、”大地のうた”*1でドラムを叩いているのが、現CASIOPEAの神保さんだったこと。この曲には、現T-SQUAREの和泉さんもピアノで参加しているのですが、鳥山さん*2が2人を紹介*3したんでしょうね。グッジョブです、鳥山さん。
鳥山さんは、葉加瀬さんと1曲目を共作、5曲目を提供、全10曲中9曲のアレンジを手がけるなど、まさに八面六臂の活躍。今回のコンサートツアーに、なぜギタリストとして参加しなかったのかが不思議なぐらい。4、7曲目を提供した野崎良太という人も、いい曲書くなぁ。

*1:最新作では唯一の生ドラム曲。

*2:最新作のプロデュースを、葉加瀬さんと共に務めたギタリスト。

*3:鳥山、神保、和泉の3人で、オーケーボーイズというバンドをやっている。