東京交響楽団(西本智実指揮) ★★★★☆

西本智実が指揮するということで興味を持ち、東京交響楽団の演奏を聴いてきた@ミューザ川崎シンフォニーホール(9/10)。 4階C3列4000円(B席)。 ブーニン五嶋みどりのコンサート後、「曲を予習しておかないと、楽しめないのかな」的なことを書いておきながら、また懲りずに、入場時配られたパンフを演奏直前に読み、曲想を何となく掴むだけという状態で臨んだ。 がしかし今回は、結構な頻度で演奏曲がツボに嵌り、ブーニン五嶋みどりの時と違い、物凄く楽しめた。 そうかぁ、ロシア系が好みなのか、私。
東京交響楽団の演奏は、(ドラムロールが少し雑だったのを除き)凄く心地よかった。 西本智実の指揮姿も、期待通りの格好良さで、プロコフィエフ「ロメオとジュリエット」演奏後の拍手中、あんた今日良かったよっ、みたいな感じで、演奏者を次々と指名して立たせたのも、粋なことする人だなーと好印象。
あと面白かったのは、「ミューザ川崎シンフォニーホール」という施設それ自体で、方向感覚を微妙に喪失させる、不思議な造りだった。 また行ってみたい。
ただ、浅草ほどではないが、私の周りに下品な観客が散見されたのは、川崎という土地柄なのか、B席という安い席故なのか。

  1. 幻想序曲「ロメオとジュリエット」(チャイコフスキー)
  2. 「眠りの森の美女」より 序奏とリラの精(チャイコフスキー)
  3. 「眠りの森の美女」より パノラマ(チャイコフスキー)
  4. 「眠りの森の美女」より アダージョ:パ・ダクシオン(チャイコフスキー)
  5. 「ロメオとジュリエット」より モンタギュー家とキャブレット家(第2組曲#1)(プロコフィエフ)
  6. 「ロメオとジュリエット」より マドリガル(第1組曲#3)(プロコフィエフ)
  7. 「ロメオとジュリエット」より ロメオとジュリエット(第1組曲#6)(プロコフィエフ)
  8. 「ロメオとジュリエット」より ティボルトの死(第1組曲#7)(プロコフィエフ)
  9. 「ロメオとジュリエット」より 別れの前のロメオとジュリエット(第2組曲#5)(プロコフィエフ)
  10. 「ロメオとジュリエット」より ジュリエットの墓の前のロメオ(第2組曲#7)(プロコフィエフ)
  11. 「ロメオとジュリエット」より ジュリエットの死(第3組曲#6)(プロコフィエフ)
  12. 「眠りの森の美女」より ワルツ(チャイコフスキー)(encore)