読了 ★★★
- 作者: 伊坂幸太郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2003/11/28
- メディア: 文庫
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期待はずれとまではいきませんが、デビュー作ならまぁこんなもんかなぁ...と。 「文庫化にあたって150枚くらい削ってるんですよ」(1億人のためのミステリー!、p.103)というわりに、まだ冗長。 「どうにも盛り上がらなくて、1度書いたものを全部ボツにして、悪意の記号として警官を登場させた」とインタビューで答えていたわりに、警官パートで盛り上がっているとはいい難い、というかむしろ不要。 「島に欠けているもの」の正体が明かされても、はぁとしか思わなかったし、カカシのつくられた経緯なんかも、バッサリ削ってもよかったと思います。
「予言できるカカシがなぜ殺されたのか」という謎と、その解決は魅力的。