『本格ミステリ04』 その1
本格ミステリ〈04〉二〇〇四年本格短編ベスト・セレクション (講談社ノベルス)
- 作者: 本格ミステリ作家クラブ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2004/06
- メディア: 新書
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「憑代忌」(北森鴻)× 蓮丈那智シリーズの1編。
このシリーズ、事件と民俗学上事象の絡み具合が肝な訳ですが、この話は両者が分離しており、また事件がショボすぎる。 内藤が更に情けないキャラになっていて苛々。
「走る目覚まし時計の問題」(松尾由美)△ 第57回日本推理作家協会賞候補作。
推理前半(なぜ起床できたのか)は納得。 推理後半(なぜ目覚まし時計がそのままだったのか)は納得いかん。
「筆合戦」(高橋克彦)○
話の転がし方は面白い。 ただ、何か物足りない。
「眼前の密室」(横山秀夫)△
事件が起きたと思ったら、すぐ解決。 それにしても、なぜ(反転)勝手口から侵入(反転)できたんだろう。
「Y駅発深夜バス」△ 『新・本格推理03 』収録作。
再読。 小貫風樹の作品ではなく、なぜこれが選ばれたのか理解不能。