読了 ★★★★
- 作者: 伊坂幸太郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2004/05/21
- メディア: 単行本
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伊坂幸太郎初の短編集。 「小説現代」に掲載された5編を収録。 帯には「短編集のふりをした長編小説です。」とあるが、昔の創元日常の謎系のような仕掛け*1等は特にない。 陣内は、『陽気なギャングが地球を回す』に登場した響野っぽい。
- 「バンク」(★★★★) 妄想炸裂、でも真実だった?
- 「チルドレン」(★★★★★) 大傑作。 日本推理作家協会賞候補になっただけある。
- 「レトリーバー」(★★★) 妄想が真実に。 陣内に気付かれるようでは...。
- 「チルドレンII」(★★★) 最後の1行はヤラれたが、全体的には意外性に欠ける。
- 「イン」(★★★) これは展開が読めた。 永瀬の隣に座った女性は何だったんだ?
*1:代表的なのは若竹七海『ぼくのミステリな日常 (創元推理文庫)』か