読了 ★



人形探偵シリーズ第3弾。 長編の体裁をとった短編集で、各話はほぼ独立しています。 下の題名は、私が勝手につけました。

  • 「鞠夫誕生」(★★) なぜ警察はあっさり事故と判断したのか理解不能
  • 「密室で発火」(★) 東野圭吾北村薫の某短編を彷彿、というかほとんどまんま。
  • 「放火の法則」(★) 脱力。
  • 「昌樹の秘密」(★) 苛々しっぱなし。 睦月は警察にとっとと相談しなさい。

というわけで、シリーズ最低の出来でした。 これまで読んだ我孫子武丸著の8作品*1中でも最低の出来。 読むのを放棄しようと何度も思ったことか。
とはいえ、解説(河内実加)でも触れられてますが、ある1行のためだけに読む価値は一応あるかとは思います。 お暇ならどうぞ。
蛇足。 書評Wikiでは『人形は眠らない』になってますが、正しくは『人形は眠”れ”ない』です。

*1:8の殺人、0の殺人、メビウスの殺人、人形はこたつで推理する、人形は遠足で推理する、探偵映画、殺戮にいたる病、本作。